優しい笑顔と、その場の空気をふわりと和ませる柔らかな佇まい。 お話を伺っていると、あさみさんが紡ぐ言葉の端々から、コーヒーやデザイン、そして「人が集う場」への真っ直ぐで温かい想いがじんわりと伝わってきます。
今回は、看護師から一転、バリスタ、そしてWebデザイナーという、 二つのアプローチで人の心に寄り添うあさみさんに、これまでの歩みと、新しく始まる場所にかける未来のビジョンを伺いました。
始まりはSNS。運命に導かれるように飛び込んだ「つながりの場所」
Q.横浜のクリエイターコミュニティ「ヨコヨコ」との出会い、そして取材チームに加わったきっかけを教えてください。
Asamiさん: ちょうど、Webデザインを本格始動しようとしていた時期で『つながりが欲しいな』と探していたんです。Threads(スレッズ)を始めてみようと思い立ったタイミングで、偶然ヨコヨコを見つけて。そのとき、直感的に『ここだ!』って運命のようなものを感じました。
コミュニティも立ち上がっていない、取材チームもゼロからのスタート。そんなチャンスも滅多にない。せっかくなら、自分の持っている力で少しでも貢献したいなと思い、迷わず取材チームに参加を立候補しました。

看護師から一転、コーヒーとデザインの道へ
Q.以前は看護師をされていたそうですね。そこからどのような経緯で、バリスタとデザインの道へ進まれたのでしょうか?
Asamiさん:以前は総合病院や保育園で看護師として働いていました。大好きな仕事でやりがいもありましたが、さまざまな出来事が重なった時期があり、心機一転『まったく違う世界に挑戦してみたい』と思うようになったんです。そんな私の世界を一気に動かしてくれたのが、妹の写真展でした。
気分転換も兼ねてその写真展に遊びに行った時に運営代表の方とお話する流れになり、これからの不安や悩みをぽろっと相談させてもらいました。そうしたら、私の話を真剣に聞いていた代表の方が、思いもよらない言葉をかけてくださって。
「次の展示でコーヒー淹れませんか?メニューデザインもしてみたらいいですよ。」って。
本当に驚きました。でも、せっかくいただいたチャンス。何事も挑戦だ!と思って、思い切って飛び込みました。
Q.まさにドラマのような急展開ですね!そこから独学で?

Asamiさん:はい。コーヒーはもともと趣味でしたが、そこから猛勉強。デザインはスクールに通ってスキルを身につけました。気づけば、バリスタとデザイナーという二つの草鞋(わらじ)をほぼ同時に履いて走り出していましたね。
最初は『私がバリスタなんて名乗っていいのかな…』という不安や葛藤もありました。でも、あるとき『言った者勝ち』だと心に決めて。そこから出店経験を重ねるごとに、少しずつ自信が積み重なっていきました。
コーヒーは日常の美しさを測る「バロメーター」
Q. あさみさんにとって、コーヒーとはどんな存在ですか?
Asamiさん:一言で言うなら、『日常を豊かに整えてくれるもの』。どんなに忙しい日でも、お気に入りの豆を挽いて、ゆっくりとコーヒーを淹れる時間があるだけで、気持ちがすーっと整うんです。
逆に、その時間すら持てなくなっているときは『あ、今の私、心の余裕がなくなっているな』って気づける。自分自身の状態を教えてくれる、大切なバロメーターでもあります。
Q. ちなみに、どんなコーヒーがお好きですか?
Asamiさん:酸味が強いものよりも、深煎りや中煎りの、コクと落ち着きのある味わいが好きですね。私のおすすめは『南蛮屋』さんです。
実は、密かに描いている夢があって、いつか自分でプロデュースしたオリジナルブレンドを作ってみたいなと思っています。
「ただの一杯」で終わらせない。空間ごと、ときめきをデザインする
Q. 展示会において大切にしていることは何ですか?
Asamiさん: ただコーヒーを淹れて出すだけではなく、その『空間全体』を体験として楽しんでほしい、という想いがあります。だから、展示のテーマに合わせて、メニューもデザインもすべて一から変えているんです。
以前、『層』というテーマで出店したときは、写真展のロゴをイメージしたカラードリンクに『出会い』、ソーダフロートに『たかなり(高鳴り)』という名前をつけました。
メニュー表を見た瞬間に、キュンと心が動くような“ときめき”を仕掛けたくて。ドリンク名や、デザインも、すべてに意味を込めてデザインしています。
インタビュアー: Asamiさんの出店や展示を拝見していると、メニュー名やビジュアルの世界観がとても素敵ですね。

▲ノートにはたくさんのアイデアが
「心細い日には、あの場所に」みんなで育てる、あたたかな居場所
Q. この度、ヨコヨコのクリエイティブ拠点「TAGLY base」のバリスタに大抜擢されたとお聞きしました。その時のお気持ちを教えてください。
Asamiさん:お話をいただいたときは、本当にびっくりしました!でも、それ以上に嬉しさが込み上げてきて、その夜は興奮して眠れなかったほどです(笑)。こんな素敵なチャンスが、こんなに早く私の人生に訪れるなんて思っていませんでした。
私が目指したいのは、『訪れるすべての人を、包み込めるような場所』です。
一人で部屋にこもって悩んでいるとき、『あ、とりあえず誰かに会いに行こう』って思ってもらえるような、そんな温かい場所にしたい。私一人が作るのではなく、集まるみんなでこの場所を育てていきたいし、私自身もここで一緒に、人として、クリエイターとして成長していきたいと思っています。今からワクワクが止まりません。
3年後の未来、そしてこれから出逢うあなたへ
Q. 3年後のビジョンを教えてください
Asamiさん:3年後には、いま動き出しているこの拠点が、みんなにとって『そこにあるのが当たり前な、日常の風景』になっていたら嬉しいです。そして、その温かい場所から、新しいアイデアやコラボレーションがどんどん生まれていく。気づけば私自身が、その場所の『マスコットキャラクター』みたいな存在になっていたら最高ですね。

そう言って、取材チームをふわりと包み込むような愛らしい笑顔を見せてくれたAsamiさん。
Q.最後に、この記事を読んでいる方へ、メッセージをお願いします
Asamiさん: カフェって、ただコーヒーを飲むだけの場所じゃないと私は思っています。そこから新しい交流が生まれたり、疲れた心をリセットできたり。いつでも、ふらっと遊びに来てください。あなたの日常を少しだけ特別にする『とっておきの一杯』を用意して、いつでもTAGLY baseでお待ちしています。

▲インタビュー後に、今日の取材チームみんなで
Asamiさんが淹れるコーヒーが、なぜあんなにも人の心を解きほぐすのか。その理由が、このインタビューを通して分かった気がします。それは、彼女自身が人生の葛藤を乗り越え、誰よりも「居場所の尊さ」を知っているから。 「TAGLY base」という新しい場所で、彼女がこれからどんな「ときめき」でデザインしていくのか。その物語の第一歩を、ぜひあなたもお店で目撃してください。
▼ Asamiさんの詳細・お仕事依頼はこちら [ 横浜クリエイターズマップで「asadesign」さんを見る ]

この記事をつくった人たち
この記事は「ヨコツナガリの会」所属メンバーで作成しました。
ヨコハマ、ヨコツナガリが運営する「ヨコツナガリの会」は、神奈川県で活動するクリエイターのリアルコミュニティです。
“クリエイターの力で、横浜をどんどこ盛り上げる!”をコンセプトに、横浜拠点クリエイターが繋がり様々なプロジェクトに挑戦をしています。







